グリルフレーバーをざっくり紹介

 得意先のベテランフレーバリストに「最高の香りじゃないけど、最高に使いやすい!」と言わしめるRed Arrowの『グリルフレーバー』を紹介します。

 発売開始から40年以上経過していますが、グリルフレーバー売れてます。『香料ではなく食品扱い』であることと『あらゆる加工食品に使いやすい万能性』がその理由のようです。さらに『100 %植物性』だったり『力価が激強』だったりするところも高評価だとか。そして冒頭の「最高の香りじゃないけど・・・」につながる話ですが、「加熱しても冷凍しても、香りがほとんど飛ばない」というのが、最高に使いやすいポイントだそうです。

⇒【グリルフレーバーの商品ラインナップ】

 Red Arrowのグリルフレーバーの起源はすべて<ヒマワリ油>で植物由来。各種、異なる香調を持ち合わせていますが、共通して言えるのは『食材をガーっとグリルした香り』ということ。そう、ぶっちゃけ形容し難いのですが、そこが“売り”でもあります。ピンポイントで「野菜炒めの香り」とか「焼き魚の香り」をお探しの方にはあまりピンとこないかもしれませんが、すでにベースの香りを持っている加工食品や香料の『調理感を底上げしたい』という案件であれば、ラインナップのどれかがバシッとハマること請け合いです。

 そんなRed Arrowのグリルフレーバーは世界中で採用されているわけですが、私が知っている範囲の採用事例をできるだけ早口で羅列したいと思います。

焼き鳥のタレ、焼肉のタレ、鰻のタレ、焼き魚のほぐし身、ハンバーガーのパティ、カップ麺の調味油、レトルトスープ、レトルト中華、ピザの具材、おにぎりの具材、ドレッシング、ポテトチップ、その他スナック菓子、業務用調理油、代替肉、その他の加工食品
まだあったと思うので、思い出したら追記します。

 最後は、なんか見栄えのする画像を紹介して締めたかったのですが、香りを訴求できるような画像はありませんでした。仕方ないので、最後は意外とお問い合わせの多い【製造ライン】の画像でごまかしたいと思います。