クリーンスモーク×ウイスキー

 ハムソベ(ハム・ソーセージ・ベーコン)以外のクリーンスモーク(くん液)の使い道について Red Arrow の開発者に聞いてみたところ、なぜか<ウイスキー>の話になりました。

「ウイスキーの一番美味しい飲み方を知ってるか?」いかにも長いウンチクが始まりそうな質問だったので素直に「分からない」と答えると、「良いウイスキーは蒸留水をワンドロップ垂らすのが一番いいんだ。それだけで香りが全開になって最高だ」と言い、続けて「良くないウイスキーはクリーンスモークをワンドロップしてみろ。It’s MAGIC😉」と嬉しそうに教えてくれました。案の定、その後はありがたいほど長いウンチクに耳を貸すことになるのですが、その内容を要約すると以下のような感じでした。

▼ありがたいほど長いウンチクの要約
ウイスキーは木樽で熟成され、美味しくなるまでには、子供が大人になる程の時間がかかる。
 
良いウイスキーは、より多くのフェノール(香り成分)を有している。
 
熟成時間とフェノールの量は比例する。
 
クリーンスモークは、分かっているだけ75種のフェノールを有する。
 
クリーンスモークを足すことは、熟成期間を時短することとイコール。
 
添加量は小指の爪先よりも小さい、極々少量で十分。

 百聞は一見に如かず。聞いたら試さずにいられない性分なもので、晩酌のお供である超庶民的なウイスキーで検証してみました。手持ちのクリーンスモーク全種、合計20種類以上。まずはスタンダードなものから試したところ、極少量の添加であっても、スモーク香が強すぎてイマイチ。「ソーセージを肴に飲んでるみたいでお得」等のくだらないメモを残しつつ検証を続けていくと、見つけました。飲み慣れたいつものウイスキーを、高級ウイスキー(風)に様変わりさせるクリーンスモークを。以下、総評になります。

▼総評
*大方のクリーンスモークは、ごく少量でも主張が強すぎてミスマッチ。
*一部のクリーンスモークは、安価なウイスキーを更に美味しくする。
 ⇒ アルコールの刺々しさが抑えられる。
 ⇒ 雑味が抑えられ、口当たりがマイルドになる。
 ⇒ 低添加量(0.2%)だと、余韻として最後にスモークが香る。
 ⇒ 高添加量(0.4%)だと、アイラウイスキーっぽくなる。

 尚、社外のフレーバリストの面々にも試飲してもらいましたが、大半の方が驚きと共に上記と同じようなリアクションでした。クリーンスモークの型番については、一般公開を控えたいと思いますので、気になる方は是非ご連絡ください。
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