2024年問題×くん液

クリーンスモーク(くん液)が2024年問題を少しだけ解消します
 2024年4月1日からトラックドライバーの年間の時間外労働時間の上限が960時間まで規制されますが、これにより生じる問題の総称のことを『2024年問題』と言います。施行後、トラックドライバーの労働時間は減少され、一人のトラックドライバーが一日で運べる荷物の量は減ることになります。それに伴い【配送運賃上昇】⇒【商品への価格転嫁】⇒【物が売れない】という連鎖が予見されますが、これを Red Arrow のクリーンスモークが少しだけ解消できるかもしれないというお話です。

 結論から言ってしまうと“クリーンスモークを活用して『運送効率をアップ』させる”ということです。これは畜肉加工品全般に応用できるアイディアではありますが、なかでも日本で最も多く流通している『ソーセージ』にフォーカスしていきます。

 突然ですが、日本とアメリカのソーセージのパッケージには大きく異なる点があります。大人の事情で日本のパッケージは掲載できませんが、日本のスーパーのソーセージ売り場を思い浮かべてから下記の写真(Walmart@Manitowoc)をご覧ください。

 そうです、日本のソーセージはガス置換包装が主流なのに対し、アメリカのソーセージのほとんどは真空包装なのです。ガス置換包装は【袋内の酸素を無くして鮮度を保つ】【クッション構造で外的ショックから製品を守る】等のメリットがある包装形態の一つですが、真空包装と比べると、商品あたりの容積が格段に大きくなるというデメリットもあります。運送効率の観点からみると、真空包装のソーセージは四角い梱包箱及びトラックの荷台いっぱいに積載することができますが、ガス置換包装の場合、積載効率はその半分かそれ以下になるでしょう。

 この真空包装と Red Arrow のクリーンスモーク、実は切っても切れない縁で繋がっています。詳細は≪過去記事≫でもご紹介していますが、アメリカのソーセージ、特にフランクフルトのほとんどは COOK IN BAG(加熱前包装)製法で製造されています。要はスモークハウスを使用せず【くん液の塗布 ⇒ 真空包装 ⇒ 袋ごとボイル槽に入れて中心温度を上げる】という流れで造られているのです。ここで更に注目してほしいのが、“クックしながら二次殺菌が出来る”という点です。二次殺菌後(ボイル後)は、消費者が開封するその時まで製品は外気に触れることがないため、賞味期限は飛躍的に伸びるのです。事実、昨年訪米時に某大手ソーセージメーカーの工場長より「従来のスモークハウスを使った製法から COOK IN BAG 製法に代えて、賞味期限を1.5倍以上延長することに成功した」と直々に教えてもらいました。

≪まとめ≫
① 真空包装により製品をコンパクトにし運送効率をアップさせる。
② COOK IN BAG 製法で賞味期限を延長し搬入頻度を減らす。

 これらを達成することができれば、2024年問題は少しだけ解消されるでしょう。
 加えて更なるメリットを最後に紹介させてください。

★その他のメリット★
★販売店におけるバッグヤード及び売り場の要求面積が下がる!
★売り場面積の小さいコンビニやドラッグストアにも陳列しやすくなる!

★賞味期限が長くなれば一つの大きな工場から全国各地へお届けが可能になる!
★運送効率&保存性のアップは将来的な海外展開の際により効果を発揮する!

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